いちのさ日記

はじめまして、ぽんです‼︎ 大切な人との思い出をまとめてくブログです。

ある日のラーメンブーム

最近、彼女とご飯の話になるとラーメンがよくでてくる。

「どこか美味しいラーメン屋さんないかなぁ」

その日、彼女はさっぱりしたラーメンを食べたかったらしい…が、

近くで調べると豚骨推し店か味噌推し店の2択で、結局味噌ラーメンを食べることにした。

彼女はそんな不服そうではなかった、とういか、その日の気分は食べ終わってから知った。

 

お店までは自転車で行った。少し年季の入ったお店で、勝手に味に期待を持ってワクワクしながらお店に入った。元気なおばちゃん店員さんに店の前に自転車を停めて良いか聞くと、「1名様いらっしゃ〜い!」と間違えられ、2人で来たと伝えると、僕が慌しかったのか店内のお客さんの注目を少し浴びた。店内には15人ほどいてほぼ満席だった。

 

お店は店内も少しボロくて、少し小さな2人掛けのテーブルに案内された。壁にはおつまみやらお酒やらたくさんのメニューが並んでいた。どうやらラーメン屋だけではなさそう。お冷を持ってきてくれた元気なおばさん店員さんに軽く会釈した後、テーブルのメニュー表に彼女と目をやった。彼女は少し悩んだ後、味噌バターラーメンの餃子セットに無料の半ライスを注文した。僕は750円のアジフライと唐揚げ3つ定食のご飯大盛り無料にとても魅力を感じ、結局ラーメン関係なく注文した。ラーメンより米食べたい!の気分だった。まあ、ラーメンは彼女から1口貰えると思っていたというのもある。

 

10分ほどして彼女の前に、ほんのり甘い味噌の香りと共に味噌ラーメン定食が置かれた。少し底深めの器にスープと、もやしやキャベツ、コーンなどの野菜がぎっしり入ったボリューム感のある味噌ラーメン、3ヶの餃子と黒胡麻が少しかかった半ライスだった。

 

その後すぐ、自分が注文したアジフライ定食が来た。千切りキャベツの上に小さめのアジフライと、大きさの異なるどでかい唐揚げ3つ、隅にはマヨネーズとからしが絞ってあり、大盛りご飯と他にはマカロニサラダ、たくあん、お味噌汁がついていた。

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「いただきます」と声を合わせ食べ始める。彼女はスープを1口飲み「は〜」と息を漏らすと、野菜と一緒にちぢれ麺をすすった。飲み込んで「ふう〜」と体に染み渡ってそうな顔をした。彼女にとってはスープが少し甘めだったらしいが、もくもくと食べていた。自分も1口もらった。シャキシャキ野菜とつるつるの麺が、甘くてコクがありしっかり味噌を感じるスープと絡み、とても美味しい…。味噌は複数使用しているのか飽きさせない味だった。

餃子も1つ貰い食べてみると、肉汁がじゅわと出てきて、ニラの風味が広がった。手作り感のあるその餃子をもう1つ食べようとしたが、もう残っていなかった。

 

自分の定食の方はというと、アジフライはスーパーのお惣菜より少しふわふわという感じだったが、驚くべきは唐揚げ。まず1番大きくて3〜5口は必要で、小さくて2口。

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衣はカリカリで、中身はぷりぷりでしっかりジューシー。衣には一味が少し混ざっていて、ピリッと小さなアクセントが食べることを飽きさせない。かぶりついた時に溢れ出た肉汁を、こぼさないようにご飯とキャベツを頬張る。そして優しい味のわかめの味噌汁をすする。気づけばすっきりした口はまた次の1口を求めていた。まさかラーメンを食べに来て、こんな美味しい唐揚げに出会えるなんて…。そんな幸せそうな僕の顔を見て、彼女は「よかったね〜」とニヤついていた。

 

お互い結構な量を食べて満腹だった。食べに来てよかった。食べながら2人で思ったのだけれど、ラーメン屋だけど、「街の老舗の定食屋さん」というイメージが強かった。普段ラーメン屋に入った時より、違う満足感だった。たびたび、〇〇屋さんなのだから〇〇食べておかなきゃという気持ちに左右されるが、その時食べたいと思ったものを食べて、美味しいものに出会えた時は嬉しくて楽しい。まあ、今回アジフライ定食を選べたのは、なんでも食べさせてくれる彼女のおかげかな。ありがとう、また一緒に食べに行こう。

 

食に感謝、ごちそうさまでした。